奈良監獄ミュージアム開館記念~人々の手で“声”を刺繍として紡ぎ出すアートプロジェクト「声を縫う」

「声を縫う」は、奈良監獄ミュージアムを舞台に、人々の手で“声”を刺繍として紡ぎ出す、奈良出身アーティスト・西尾美也によるアートプロジェクトです。
題材とするのは、旧奈良少年刑務所において実施された教育プログラム(社会性涵養プログラム)の中で生み出された詩や文章、受刑者の創作作品による言葉たちです。塀の向こうから発せられた声を、参加者が布に一針ずつ縫いとめることで、他者の記憶や思いに触れ、自身の中にも新たな対話の場を生み出します。
刺繍された言葉の断片は、やがて奈良監獄の赤レンガのように重なり合い、一枚の布としてつながります。そして、歴史をたたえた監獄の空間に展示されるとき、布を介して誰かの声が響き、見る人と聴く人のあいだに静かな共感が生まれることを目指します。

開催場所:ならまちセンター1階「コトナラボ」

開催日

2026年 1 月12日(月祝)・17日(土)・24日(土)・25日(日)
各13:00~16:00

料金

無料(出入り自由)

対象

どなたでも参加可能(刺繍の経験は問いません)