入江泰𠮷「1960年代の奈良」

入江泰𠮷が撮った1960年代の大和路の作品展

写真家・入江泰吉が撮った1960年代の奈良大和路の風景を取り上げます。1960年代といえば、高度経済成長期に突入し、写真業界もモノクロームからカラーへと移行する時代でもありました。そのなかで入江は、移りゆく風景を前に、奈良らしい風景とは、どうあるべきなのか、カラー写真の表現に悪戦苦闘していた時代でした。入江自身、「あたかも『絵のように美しい』写真、絵画への追従になってしまうのではないか」と悩み、「日本特有の美意識、『秘すれば花』に象徴される陰影の世界を」見直し、いかにして表現するのかよいのか苦心していたのです。今回は、モノクロとカラー初期作品で展示構成し、入江が見つけた「大和の美」の表現とその変遷の一端を33点で紹介します。

開催場所:入江泰𠮷記念奈良市写真美術館

開催日

2025年12月7日(土)~1月26日(日)

時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)

料金

一般500円、高校・大学生200円、小・中学生100円
※高校・小・中学生土曜日無料

内容について

詳細は施設へお問合せください。